社長からご挨拶
お客様と共に伝統をつくる
2021年10月24日
厚生労働省認定ものづくりマイスター
山上蒲鉾店 11代目 上村純正
私達の蒲鉾づくりの想いやこだわりを皆様に知って頂きたいと思い、コーポレートサイトを立ち上げて、7年が過ぎました。
テレビやラジオなどのメディアの皆様に取り上げて頂きましたし、SNSでも多くの方に拡散して頂きました。
誠にありがとうございます。
美味しさとは何かを追求する
コーポレートサイトを立ち上げて以来、毎月、山上蒲鉾店では、何を皆様に情報発信したら良いのか会議を重ねて、少しづつ更新しております。
その会議の場で、度々、話題に上がるのが「美味しさとは何か?」という事です。
一言で「美味しい」といっても、どんな味が美味しいかは、人それぞれで、美味しいかどうかを決めるのはお客様です。
そこで、私たちは、「美味しい」という表現をできるだけ言い換えるようにコーポレートサイトや商品のパッケージを更新してきました。
「美味しい」という表現は便利なのですが、この言葉に頼ってしまうと、「美味しさとは何か?」という思考が停止してしまうからです。
「美味しいとは何か?」というのは、ここ数年、私たちが探求してきたテーマでした。
お客様が美味しさを感じた時に見せる笑顔のために
お客様が人それぞれに美味しさと感じる味にバラツキがあるのであれば、その「美味しさ」の要因を数値化して定量的に分析するのも一つです。
私たちは、別のアプローチを取ることにしました。
蒲鉾は、長い年月を経て愛されている食品ですから、基本を大事にすることにしました。
そこで、長年の試行錯誤を経て、山上蒲鉾店の蒲鉾は、全て化学調味料無添加にすることができました。
「美味しい」とは、味が美味であるというだけではなく、身体の健康にも良いものであるという要素も含まれてこそ、というのが私たちが考える「美味しさ」です。
「身体に良い」という軸を設けることで、美味しさの探求を別の視点から評価できるようになりました。
「美味しい、そして、身体にも良い」。
お客様が、舌で味わい、そして心も納得して頂けた時に、見せて頂ける「美味しい笑顔」。
その「笑顔」を見られることを積み重ねる、それこそが、私たちが作り上げたい「伝統」です。
「美味しい味」の