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美味しさの秘密は天然生グチ!選りすぐりの蒲鉾をご紹介
2023年5月26日
著者: 上村 尚平
どの蒲鉾が美味しいの? よく聞かれますがその回答はこちら。
梅鶴 > 極上 > 特上 > 上板
それぞれ何が違うかと言うと、天然生グチの配合比です。
今の蒲鉾の主流な作り方は、一次加工されたすり身を使用して蒲鉾を成型し加熱してつくりあげます。
私達も一次加工されたすり身を使用しますが、もっと美味しい蒲鉾をつくるために、厳選した生グチを仕入れ、自分達ですり身にして蒲鉾をつくります。
その天然生グチの配合比によって美味しさが変わります。
厳選するのは獲れる時期、獲れる海域、大きさです。
グチは6月から8月が産卵期です。
産卵期は、体内の栄養分を大量に使うため、産卵後に獲ったグチは身質があまり良くありません。
そのため、9月から5月頃までの美味しい状態のグチを使用します。
獲れる海域は石巻から台湾にかけて幅広いのですが、私達が使うのは、主に済州島沖で獲れるグチです。
ここのグチが、粘り・しなやかさ・脂・香り・色合いが蒲鉾に最適なのです。
大きさは大きすぎても、小さすぎてもよくありません。
体長15~20cmを主体に使用します。
この厳選した天然の生グチを使うほど、旨みと歯ごたえが違います。
だから、梅鶴>極上>特上>上板、の順番で美味しいという訳です。
蒲鉾名 | 天然グチ配合比率 | 旨み | 歯ごたえ |
---|---|---|---|
梅鶴 | 約80% | ★★★★★+★ | ★★★★★+★ |
極上 | 約70% | ★★★★★ | ★★★★★ |
特上 | 約40% | ★★★★ | ★★★★ |
上板 | 約20% | ★★★ | ★★★ |